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慢性腰痛の“本当の原因”は腰じゃない?隠れた原因ランキングTOP5

  • 執筆者の写真: koo Shi
    koo Shi
  • 11月13日
  • 読了時間: 4分
腰痛

「どこに行っても“異常なし”と言われるのに、腰が痛い…。」そんな悩みを抱えている方はとても多いです。レントゲンやMRIで問題が見つからない腰痛の多くは、実は・・・“腰そのもの”が原因ではありません。

私が多くの腰痛を見てきた中で感じるのは、腰痛の裏に姿勢・関節の動き・呼吸などの隠れた要因が潜んでいるということ。今回はその「腰痛の本当の原因」を、現場の経験をもとにランキング形式で解説します。



腰痛の8割は“腰が原因ではない

実は厚生労働省のデータでも、腰痛の約7割は原因が特定できないとされています。つまり、多くの人が「腰が悪い」と思い込んでいるだけで、実際には体の他の部位が腰へ負担をかけているのです。

腰は“結果”であり、“原因”ではない。

この考え方が、慢性腰痛を根本から改善するための第一歩になります。



腰痛の隠れ原因ランキングTOP5


第1位:股関節の可動制限

腰痛の最大の原因のひとつが「股関節の硬さ」。股関節がうまく動かないと、その代償として腰が過剰に動きすぎてしまいます。特に、前屈や立ち上がりの際に腰がつらい人は、股関節の動きが制限されているケースが多いです。

✅チェックポイント・しゃがむと腰が突っ張る・足を組むのが苦手・歩くときに片脚が出しづらい
座る


第2位:骨盤の歪みと左右差

骨盤は腰の土台となる部分。ここに左右差があると、背骨や腰椎にねじれが生じ、腰の筋肉に偏った負担がかかります。特に「片方の腰だけが痛い」「座る姿勢で傾く」といった人は要注意。

✅施術では、骨盤の傾きや仙腸関節の動きを整えることで腰痛が劇的に軽減するケースが多くあります。
骨盤


第3位:足首の硬さ・アーチ低下

足首が硬い、または足裏のアーチが崩れていると、立位や歩行時の衝撃をうまく吸収できず、腰に負担がかかります。

✅こんな人は要チェック・長時間立つと腰が重い・靴底の減りが左右で違う・偏平足またはハイアーチ気味
偏平足

足元の安定は“腰の安定”。見落とされがちですが、非常に重要なポイントです。



第4位:大腿部の筋バランス

太ももの前(大腿四頭筋)と後ろ(ハムストリング)のバランスが崩れると、骨盤が前傾または後傾し、腰へのストレスが増加します。

特に、前ももが張っている人=反り腰タイプは要注意。デスクワークや長時間運転などで起こりやすい傾向です。

ストレッチ


第5位:呼吸の浅さ・体幹の弱さ

意外かもしれませんが、「呼吸の浅さ」も腰痛と深く関係します。呼吸が浅いと横隔膜や腹圧がうまく働かず、体幹が不安定になります。結果、腰の筋肉が過剰に働いてしまうのです。

✅チェック方法・口呼吸が多い・肩で呼吸している・お腹に力が入れにくい

整体では、呼吸を整えるだけで腰の緊張が抜けるケースも多くあります。

呼吸


整体でどう改善できるのか

整体では、痛みのある部位だけでなく「原因となる動き・姿勢・筋膜のつながり」までアプローチします。たとえば股関節や足首の可動域を広げることで、腰の過剰な負担を減らすことができます。

また、骨盤のバランスを整えることで背骨の軸が安定し、腰に“無理のない動き”を取り戻せます。

🔹ポイント・「腰をもむ」より「体全体を整える」・再発予防には姿勢と呼吸の改善が重要


セルフケアでのチェック法

自宅でも簡単にできるチェックを紹介します。

  1. 股関節の可動性テスト 仰向けで片膝を抱え、胸に近づけてみましょう。 90度以上曲がらない場合、股関節が硬いサインです。

  2. 足首の可動域チェック 壁に足先を10cmほど離して立ち、膝を壁に近づけてみてください。 膝が壁につかない場合、足首が硬くなっています。

  3. 呼吸チェック 仰向けで片手を胸、片手をお腹に置き、深呼吸してみましょう。 胸ばかり動いてお腹が動かない人は、呼吸が浅い可能性があります。



まとめ

腰痛を根本から改善するには、「腰を揉む」だけでは不十分です。体全体のつながりを見直すことで、初めて本当の原因にたどり着けます。

もし今、「いろいろ試したけど良くならない」「腰に異常はないと言われた」そんな方は、腰以外の原因に目を向けることで改善の道が見えてくるはずです。



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